東京からロサンゼルス、そして世界へ!
Chabakoがくれる心の静けさ


ロサンゼルスのヴェニスにあるセレクトショップ「Tortoise General Store(トータス ジェネラル ストア)」。
そこに、私がロサンゼルスの暮らしを想像して選んだ「Chabako(茶箱)」が並びました。
このたび、LA用限定のChabakoをトータスのオンラインストアからご購入いただけるようになりました。
全世界に発送してくれるので、どちらの国にお住まいの方でもお買い求めいただけます。
心が整うためのお道具組み

Chabakoには、抹茶碗、棗、茶杓、振出し、茶筅、茶巾筒等、お茶を点てるための道具がすべて納まっています。
でも、ただの“お道具セット”ではありません。
その一つひとつに、触れるたびに呼吸が深くなるような存在感があります。
忙しい日常のなかで、箱を開けるだけで茶室が生まれる。
それが、私にとっての「tranquility」の源です。
”tranquility”とは心の平静や静けさを表す言葉で、マインドフルネスに近い意味合いです。
世界中でブームになっているお抹茶を、手軽でありながら本格的に味わっていただきたい。
10年以上かけて旅先や骨董市や展示会で買い集めてきた道具を、ストーリー仕立てでオリジナルで組んでいます。
文化が交わり微笑みが生まれる体験を、あなたも!

Tortoiseのワークショップで出会った彼女たちは、中国茶を習ってらして「お茶のある暮らし」を実践されている方々でした。
しかも台湾に茶葉を摘みに行かれたばかり!
お母様が日本人という方は日本文化に強く惹かれて、お軸をはじめ色々なお道具をお迎えしてくださいました。
台湾で摘んだ茶葉を、マレーシアで保管して、LAの自分のお茶室に飲む分だけ持ち込むという女優さんは、「赤楽の茶碗でお抹茶を家でも楽しみたい」と、茶箱を手にしてくれました。彼女の手にした「扇面二人静か茶箱」にはロマンチックなストーリーがあり、私の拙い英語の説明を真剣に聞いてくださいました。
そして ”So you’re saying that hiding your passion actually makes it come through more?”と微笑んでくれました。
後日談として、次の日に彼女のお茶室にトータスのオーナーKEIKOさんと招かれます!
こちらはまた別の機会に書きますね、
心の内側に茶室を持つ

展示会の片隅に設けた茶席に寄ってくれた最初のお客様は、赤ちゃんとパパでした。
小さくて薄いお煎餅を気に入ってくれた様子でした。
茶室がなくても、お道具がなくても、特別な場所がなくても
“いま・ここ”でお茶を点てられるという感覚。
誰かのためにお茶を点てる行為自体が自分を満たしてくれる。
それは、自分の中に静けさを呼び戻す「儀式」のようなものです。
道具とともにある時間を、Tortoiseで、ロサンゼルスで、共に皆さんと過ごせたことがとても幸せでした。
蓋を開けるたび世界が変わる
箱を開ける手の動きは、いつしか呼吸のリズムと重なってきます。
手の中に収まる道具たちは、どれも日々の緊張をほどいてくれる静かな存在。
何も特別なことがなくても、ただ茶を点てるだけで心が戻る。

箱にしまう時には、お道具を慈しむことができます。
そんな時間を持てるのが茶箱の魅力です。

細部に宿る、日本の美

多節の竹の風合い、絹の艶とやわらかさ、藍の有松の清らかさ、器のぬくもり——
茶箱に入っている小さな道具には、それぞれが職人の手を経た「美」のエッセンスが詰まっています。
ただ飾るためでなく、使うことで生まれる美しさを、ぜひ感じていただけたら嬉しいです。
オンラインストアで購入
これら茶箱セットは現在、ロサンゼルスの「Tortoise General Store」のオンラインストアでご購入いただけます。
”vintage”と検索してください。
日本の“道具”と“静けさ”を、日常の中に取り入れてみませんか。
世界中にシッピング可能です。
難しく考えなくても、抹茶とお湯さえあればどなたでもお茶を点てられます。
一人で自分のために楽しむのもよし、誰かと一緒に楽しむでもよし、静かでお腹のその底から湧き上がるような喜びを味わっていただけましたら光栄です。

お茶の点て方や、お道具のしまい方などをわかりやすくイラストや動画にしてあります。
nodate treasuryのインスタグラムをぜひご覧ください。