人生に迷っている時、家が散らかりがち…という経験、ありませんか?
今、私はとにかく家の片付けをしています。
と言うのも、あと1週間ほどで留学先から帰ってくる息子の部屋を、私の趣味の茶箱道具をストックするために使っていたので(笑)
留学して空っぽの部屋を寂しく眺めていたタイミングで、LAでの茶箱展の話がきて覚悟を決めて息子の部屋をストック場所にしたところ、帰国が決まったという流れなのですが…
育児中の写真が教えてくれた、あの頃の私
先日、ふと昔の写真を見返していて、思わず笑ってしまいました。
写っていたのは、おもちゃが床に散らばったリビングと、育児に奮闘していながらも社会復帰しようと隙間時間にもがいている私。

当時は「もっとちゃんと片付けなきゃ」「今の私は中途半端かも」と思っていたけれど、
今の私から見れば、その散らかった空間すら精一杯だった日々の証に見えます。
整ってはいないけれど、止まってもいない。
写真の中には、迷いながらもちゃんと前に進んでいた「私」がいました。

下の子が小学校入学のタイミングで、リビングの片隅にあったDJ台をどけて(もらって)青い机を設置しました。
実際には二人ともダイニングテーブルで宿題をしていました。
青い机は、お夕飯時の”宿題仮置き場”や私がミシンをかけたりブログを書いたりする場所になっていました。
この頃、心から自分のデスクが欲しかった記憶があります。
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instaに書いたように、棚の上をよく見ると私の授乳期には発売が間に合わなかったmilktimelightや、レムノスの故・高田社長に”勉強用”に送ってもらったriki clockや、茶箱に興味を持ち始めてプーケット旅行で買い求めたカゴがあります。
インテリア専門家の私でも、迷えば部屋が乱れる
実は、インテリア専門家である私でも、迷いや不安が大きくなると家の中がざわついてきます。
探し物が多くなったり、いつもより判断が遅くなったり…。
それはつまり、心の中がぐらぐらしているサインでもあるんです。
そして、そんなときに自分を責める必要は全くないと思っています。
今いるところがほんの少し窮屈に思えているだけ。
成長する一歩手前にいる、そう思っています。

息子のシングルベッドを埋め尽くしていた、茶箱に組んだお道具や普段使いにおろした器の桐箱・・・どうしたらいいのかしら?
片付けを通して、自分の“今”が見えてくる
不思議なことに、少しでも「空間を整える」ことに取りかかると、
頭の中まで整理されて、少しずつ“今の自分”が見えてくるようになります。
たとえば手放すものを選ぶとき、「これは本当に好き?」と問い直すことで、忘れていた自分の好みや関心に出会えることもあります。少し手を入れたらまた使えるようになるものも、この際手を入れて”お気に入り”に仕立て直します。
その手間が惜しいなら、残念ながらお別れのサイン。

ダイニング横のすぐ手に取れる位置に取り皿を。
・・・ここに桐箱入りのお道具が入っていたのは、本当に自分勝手でした。
(でも茶箱展があったし!仕方なかったのだ!!!)
人生に迷った時こそ、
片付けは優しい第一歩
進むべき方向がわからないとき、大きな決断は難しい。
でも、引き出しひとつ、棚の一段だけでも整えると、「自分にもできた」という感覚が残ります。
そして、実際に暮らしやすくなります。
片付けは、迷いの中でもできる小さな一歩。
誰かに見せるためじゃなく、自分のために空間を整える。
それだけで、自分への信頼が少し戻ってくる気がしています。

リビングダイニングにある茶箱道具を一式しまっている引き出しの中も、一目で把握できるように整理
迷っていたあの頃の私へ、そして今のあなたへ
お兄ちゃんが中学に上がるタイミングで、子どもたちに個室をあげるためにリフォームをしました。
そのタイミングでリビングダイニングに入る出入り口の向きを90度変更。
ガラス入りの扉をつけ、暗かった廊下に南向きテラスからの光を取り入れ、子どもの部屋の明かりをダイニングから確認できるようにしました。
私のデスクや資料用本棚を設置できたのも、嬉しい出来事でした!
今もここで原稿や資料を作成しています。
子どもの成長のタイミングと共に、私の興味も家も変化しています。

片付いている時のリビングダイニングにある私のデスク 今はここに桐箱が積まれています
..つまり、まだ片付いていません(汗)
まだ、迷っている証拠ですね。
今いるところがほんの少し窮屈に思えているだけ。
成長する一歩手前にいる、そう思っています。
昔の写真に写っていた散らかった部屋は、かつての私が「暮らしながら、育てながら、生きながら」必死に向き合っていた証でした。
子育ての終盤を迎えた今は、漠然とした寂しさや、今後の自分の指針などに迷っています。
でもそんなときほど「片付ける」という小さな行為が、動きながら考える処方箋になります。
もし迷っている人がいるなら伝えたい。
まずは、目の前の小さなスペースを整えることから始めてみませんか。
そして整える前にぜひ写真を撮っておいて欲しい。
誰かに見せるためのbefore&afterではなく、自分のために。
「こんなに散らかって!」と責めるのではなく、自分の隠れた興味を見つける客観的な足掛かりになります。
きっとそこから、少しずつ未来が見えてきます。